【ショートストーリー】半裸イキガミ【後悔はしていない。】
「国家繁栄維持法」 この法律はリネージュ2の世界において、経験値や初心者等へのサービスの増加により、「生」への執着心の低下を阻止することが目的とし、その対象となる人物にある通知が行われる。通称「逝き紙」である。
厚保省(厚生保健省)の選別により選ばれ、選ばれたものは死亡予定時刻に死亡してしまう。
(半裸ウィキペディアより抜粋)
リネージュ2の大型法改正(アップデート)により、以前はPKに怯えながら狩をしていた若者達が
今では保護の祝福という法律により完全に守られ、強化魔法等の援助により「死」への恐怖が薄れてしまったのを危惧し、国繁法が成立した。
死の告知を事前に行うことにより、「生命の価値」を再認識させることが目的で、「自分は死ぬのでは・・・」という危機感が生命の価値に対する国民の意識を高め、社会的生産性を向上させる。
この国繁法を否定するものは退廃思想者(通称不正利用者)としてゲームマスターと呼ばれる組織に粛正されることとなる。
・・・・
ブリーフ半裸監督
彼の日常は平穏なものである。
友人達とたわいもない会話を楽しみ、週末には街でウィンドウショッピング
彼は血盟主である。
彼の元には色々な知り合いがやってくる。ちょっとした有名人だ
80名以上を率いる種族の代表として、日々努力を惜しまず笑顔の絶えない人間だ
決して裕福な環境ではないし、強いわけでもない。しかし、彼は幸せだった
PM11時
夜も更けてきた頃だった。
突然家のチャイムが鳴った
:「あの、すいません ブリーフ半裸監督さんでお間違えはなかったでしょうか?」
ブ:「はい、私がブリーフですが」
その男は時間に見合わぬ格好をしていた。
監督は寝る間際だったため、素っ裸に近い状態で応答してしまった。
:「私、区役所の者です。あなたに逝紙をお届けに参りました。」
あまりにも単刀直入に言われた為、監督は状況がつかめない。
ブ:「・・・?え?ど、どういうことでしょうか・・・????」
彼は顔の色一つ変えず、監督に向かって書類を渡した。

ブ:「・・・死亡通知書?。 ・・・ま、まさか・・・」
:「あなたを心より御冥福お祈りします。」
そう言い残し彼は去って言った・・・
彼が死ぬまで残り24時間
続く(続けるのかよ・・・)